リュミエール

一人で映画館に出掛ける七夕。

以前から見たかった映画を鑑賞しに大阪スカイビルへ。

今日見た映画は『ベジャール、バレエ、リュミエール』。
ラヴェルの『ボレロ』、ストラヴィンスキー『春の祭典』、
ベートーヴェン『第九』等のバレエを創作した
天才振付師、モーリス・ベジャールのドキュメンタリー作品だ。

新作の舞台『リュミエール』を完成させる過程が
イキイキと、美しく、熱く濃縮されている素晴らしいドキュメンタリーだった。

『リュミエール』とは、‘光'のフランス語で
そのタイトルどおり、バレリーナ達が『光』となり、肉体の全てを巧妙に空中へと投げ出す。

これぞ芸術だ。
誠に美しい。

映画中、印象に残った言葉があった。

『光は影を照らすのではなく
 影を溶かすのだ』

踊り子たちを前に独自の感性でひたすら踊って見せるベジャール。
彼は77歳のお腹がボテっと出た、老人だ。

しかし彼の腕一本、指の先までの動き一つ
「愛」を表現するその表情、全てがあまりにも
斬新且つ切なく、美しい。

彼の「アン・ドゥ・アン・ドゥ」の魔法にかかったバレリーナは
まるで本物の道化師のようだ。

この映画のみどころとして、もう一つあげられるのが
シャンソンである。
クラシック音楽のみならず、人生や愛を語る詩のようなシャンソンに合わせ、繰り広げられる肉体の物語。

色とりどりの衣装、ユニゾンの動き、そして踊り子たちが演出するリュミエール。

私の中の『リュミエール』が今日、静かに音をたてた。
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# by yousil_kiki | 2004-07-07 20:58 | 感受性

京の夏

楽しい日曜日がやってきました。

今日は京都でお昼を食べて、映画を観て
夜ご飯は神戸で食べるというデートコース。

朝、お馴染みのお京阪で出町柳へ向かう。
待ち合わせ場所で待つ間、未だに緊張する。
こういう自分をバカだとも思うし、乙女だと思う。

映画までの時間、京都の蕎麦屋で昼食をとった。

『ブラザーフッド』は期待していた通りの内容で
お化粧も気にせず、ボロボロに泣いてしまった。
その隣でもっとボロボロに泣いている彼と私の間を
薄ピンク色のハンカチが行ったり来たりしている。
横目でチラっと彼を見てみると
それでなくてもつぶらな瞳が涙でいっぱいになっている。
ちょっと面白くて、かわいくて、顔面をゴシゴシ拭いてやった。

しかし。
京都の夏は暑い。
ただの暑さじゃなく、蒸し暑い。
ブーブー文句を言う私の手を引っ張りながら
涼しい場所を探しては導いてくれたり、
ふ~ふ~息を吹いてくれたりする彼を
これまた面白くて、かわいいな、と思う。

ホントに夏のデートはまいっちゃう。

神戸へ向かう道、運転は私が担当する。
「ミラー見ろって!」
「あ~ぶつかるって!!」
隣で、教習所の教官以上にあーだこーだと
指導する彼。

夜はお造りの美味しいお店に行って
満腹になるまで食べた。

そしていつまで経ってもバイバイの時間が近づくにつれ
ブルーになっちゃう自分をバカだと思うし
乙女だと思う。

お風呂上り、髪の毛を乾かしながら
「ゲ…」
足、サンダル焼けしてるんですけど。
瞬間的にショッキングな気分に陥った時
鞄から出て来たハンカチと映画の半券を見て
素敵な1日だったと改めて思う。
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# by yousil_kiki | 2004-07-04 20:59

程好い街

今日はオモニと京都、宇治に出掛けた。
目的は『三室戸寺』というお寺に、丘いっっっぱいに咲いた紫陽花を見に。

京阪電車に乗って中書島で宇治線に乗り換え。
宇治駅手前の「三室戸」で下車。
静かでこじんまりとした駅から徒歩10分。
京都らしい風情のある町並みを見ながらテクテクとあるく。

お寺の入り口で販売していたグリンティーを飲んだ。
宇治だけに、とても美味しい。

時期的にはギリギリではあったが、
紫陽花をあんなにすごい規模で見たのは
まさしく生まれて初めてだったので感激してしまった。

一つ一つの小さい花が集まって鞠のように
優しい丸みを演出する紫陽花。
薄い紫や、パッと目を引く程鮮やかなピンク、
そしていつかの空のように淡く切ないブルー。

それぞれが協調し合って紫陽花の美しい海を作り、交響曲を奏でる。
風に乗って優しく揺れるぼんぼんがたまらなく愛らしい。

こちらに植えられた紫陽花の数、なんと10000株。
しばらく写真を撮ったり、お花を眺めたりした後

本堂へと向かう長ーい階段に登るとそこは。
蓮の花が一面に敷き詰められた不思議の国だった。

私は蓮の花が、そのつぼみが、葉っぱが
あんなに大きいとは今まで知らなかった。

蛙が傘にするには大きすぎる。

思わず「うわ~!」っと叫んでしまった。
つぼみを触ったら今にも「パーン」と咲きそうな
フワフワの弾力性とみずみずしさがあってこれまた驚いた。

蓮の花はどこか不思議。
どことなく人間に近い花の様な気がする。

私たちは三室戸寺で紫陽花と蓮を堪能した後、
世界文化遺産で知られる平等院へ向かった。
その途中、宇治川の見えるお蕎麦屋さんで
茶そばを頂いた。
宇治だけに。
ナカナカの味だった。

おなかいっぱいになった後、平等院へ続く表参道をゆっくり歩きながら
大勢の修学旅行生とすれ違う。

平等院は10円玉の、あのお寺だ。
お池に映るお堂がとても高貴で凛としている。
日本的な情緒と歴史を感じさせる木の古さが何とも素晴らしい。

帰り道、私たちはお土産をあれこれみながら
雰囲気のいい甘味処で一休みし、
デザートを楽しんだ。
勿論『宇治金時』を。

今日私の胃の中、きっと緑。

宇治という街は、程よい街だ。
静けさといい、古さといい、清楚なところも
全て程よい街、でも見ごたえ十分な。

また絶対来るよ。
今度は鵜飼みにこようよ、オモニ。
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# by yousil_kiki | 2004-07-01 20:59 | 日々のこと

オンザ卒業

今日、ヘアスタイルを変えた。
パーマをストレートに。

ふわふわパーマ、気に入っていたけど
飽きてしまったので思い切ってストレートにした。

うん、すっきり。
しかし、前髪がちょっと問題。
物心ついた頃からずっとオンザだった故、ちょっとでも目に
前髪がかかるとうっとーしい。

眉毛が出るか隠れるか、くらいの長さがちょうどいいのに。
悲しかな、もうそんな歳ではない…。(涙)
そう思い始めて、最近前髪を伸ばし始めてる。

今日担当の美容師さんに聞かれた。
「前髪大分育ってますけど、どうします?」
「・・・」
「真っ直ぐに切っちゃってください。」
と、言いたいところだったけどグッと堪えて
「とりあえず軽くしといてください。」と
曖昧に濁した。

ふわふわ頭が真っ直ぐになって、前髪も軽くなって、涼しげになった。

大嫌いな夏もお洒落することでどうにか乗り越えられそうだ。
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# by yousil_kiki | 2004-06-30 22:57 | 日々のこと

チキンの次に好きな 

ポーク。

今日のランチは近くのフランス料理屋さんで
オモニとあーだこーだとお喋りしながら
頂いた。
パンがたまらなく美味しいこのお店は私のお気に入り。
もう20年近くも通っている。

地元でも有名で11時の開店と同時に即満席になる。

正直お料理よりもパンを食べに行ってるという感覚だ。

最後に出てくる紅茶もナカナカのものだ。

私はレーズンを初めとする乾燥フルーツがあまり好きではなく
○大時代、金曜の朝はちょっぴりブルーだった。
ロールパンのあちこちに隠れてるレーズンを
探し出し、
取り出し、
除けて置く。

この一連の作業を終えないと金曜日の朝ごはんは食べれなかった。

でもね。
ここのレーズンパンを食べて初めて、
レーズンパンを美味しいと思えるようになった。

それだけ美味しいのだ。
焼きたてのカリカリ・フワフワのパンの種類は
軽く20種類はあるだろう。
フランス料理屋さんなのに。

今後結婚して違う土地で住む様になったら
ここにたまにしか通えなくなることが
すごく悲しい。

その土地でまた素敵な「行き着けレストラン」ができればいいな~。

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# by yousil_kiki | 2004-06-29 22:58 | 日々のこと