ケルンコンサート

キース・ジェレットというピアニストがいる。

ジャズピアニストとしての領域を超えてしまっている彼の演奏は
聴く度に私の心臓ではとどまらず、骨の髄まで響き渡る。

そう、-骨の髄-までだ。

そしてそれは私の全ての感覚を揺さぶる。

「ケルンコンサート」
知る人ぞ知る名盤である。

東京で一人暮らしをしていた頃、
(その頃吉祥寺近辺に住んでいた)
よく通った「メグ」というジャズ喫茶
(ここもやはり、知る人ぞ知る)で、よくリクエストしては流してもらったものだ。

「メグ」で聴く「ケルンコンサート」は本当にやばい。

巨大なスピーカーと、ものっすごいアンプを使ってるからそりゃすごくないわけないけど
とにかく全身が熱くなる。

弦を叩く鍵盤の乾いた音が、あまりにもリアルで,
感情を容赦なくぶつける、奏者の魂が直進してくる。

即興がこんなにも迫真で官能的で、そして感動的だと感じたのは
この「ケルンコンサート」がはじめてである。

キース・ジャレット。
私が最も魂を奪われたピアニスト。

自分がぱさぱさになりそうな時、
私は
『自分の感受性くらい』を読み返し
『ケルンコンサート』を聴く。

一生に一度、出逢えるか出逢えないか、くらいの名盤である。

勿論これは主観である為、何の押し付けでもない。
だってそもそもこれは日記だから。

しかし、こうして公開しているからには
それなりの表現と主張が必要だと思っているので
「ふーん」とか「そうなんや」くらいに
軽くとらえてくれればそれで満足なのである。

今日は特別な何かがあった日ではない。
普通にパン食べて、紅茶飲んで、教習所行って。
友達とメールして彼氏と長電話して。

フツーの1日。
でもキース・ジャレットの「ケルンコンサート」について、その素晴らしさについて
改めて考えてみることが出来た1日。

それだけでも、素敵な1日だったと思う。
終わり。

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# by yousil_kiki | 2004-06-14 23:17 | 感受性

宝石

今日は晴天!
気分は最高である。

今日は倉本裕基氏のピアノコンサートを鑑賞しに
大阪、中之島にあるあの「中央公会堂」へ来た。
当コンサートを私はいつから心待ちにしていただろうか。

公演は14時からだったので、12時に待ち合わせをして、
水の街-中之島をゆっくり散歩した。
今日はその為に早起きをしてお弁当を作った。

美味しそうにパクパク食べる恋人を見ているだけでおなかいっぱいだ。

中央公会堂は大正7年に建てられた由緒ある会館で
まさしく「大正ロマン」が全面的に出ている建物である。
素晴らしい。

今や知る人ぞ知る作曲家、倉本裕基さんのピアノ演奏は
とても素晴らしかった。
どちらかというと、ロマンチストで丁寧な演奏をする倉本氏。

透明感ある、細かい演奏に言葉も失った。
今回のコンサートは「ピアノ・ジュエルス」というタイトルどおり、
宝石の様な音たちの輝きを観た。

有名な「霧のレイクルイーズ」の演奏は胸が熱くなった。

夜、私たちはHEP FIVEの大観覧車に乗って
大阪の夜景を楽しんだ。

神戸の夜景は、知っての通り「100万ドルの夜景」である。
綺麗とか、すごい、とかを超越した本物の「美」がある。

しかし、大阪の夜景も悪くはない。

それは今日私の隣にいる人がこの人であること、
素晴らしいピアノコンサートを鑑賞したこと、
全ての要素を内包しているからである。
日頃騒然としている大阪も、今日は宝石の光で敷き詰められて、「キレイ」と、感じる。

音の宝石
光の宝石

宝石を見る目は、それぞれの心の中にあるのかもしれない。

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# by yousil_kiki | 2004-06-13 23:22 | 感受性

素敵なロックの日

カリメンゴウカクオメデトウ。

仮免合格おめでとう!!!!!!

いや~、緊張した。

技能は減点ほぼなしだったの。
うふ。
そう~とう~緊張しちゃって、教官の
「はい、じゃあ次の北交差点を右折ね~」
という指示に、緊張のあまり「へい」
って答えてしまったけど。
しかも細~い声で。

合格発表の後、アボジに電話したら
「嘘やろ?そんなはずないで~?!」と笑い飛ばされた。
失礼ね!プンプン!!

これで路上に出られるぞい。

免許持っているあなた。
こんなウイウイしい私をバカにしては駄目よ。
この喜び、誰もが経験してるんだな…。

あ~いい気分。
素敵な今日。
お願い、ホメテ…。

そして夜は猟奇的な彼女ととびっきり美味しいディナーを共にした。

6月9日はロックの日。

でもおやすみの曲はショパンのバラード1番。
頭と心からスーッと雑念が消えていく…。
この曲を聴いてると夢にルミナリエが出てきそう…
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# by yousil_kiki | 2004-06-09 23:24 | 日々のこと

猟奇的な彼女

私には中学の頃からずっと仲の良い友人がいる。


クラスがついたのはたったの1回だけど、
何故か切っても切れない縁で結ばれている。
(恋人みたいな言い回しだな…)


とにかく大好きな親友である。


彼女は背が高く、常盤貴子似の美人さんで
黙っていると男がほっておかないタイプだ。


しかし彼女の本当の魅力とは、真っ直ぐでそれ故に凶暴な内面にある。


彼女なしでは今の私は存在しない。
おおげさかも知れないが、本当にそう思う。


曲がったことが嫌いな彼女は、所謂「猟奇的な彼女」そのもので、怒らせると怖い。


中学生の頃から彼女とつるんで来た私は
彼女の全てを理解しているが、そうでない人は、
軽い気持ちでたまに彼女を怒らせては「精神的にボコボコ」にされている。


それを見るのがなんとも面白い。


彼女には、付き合って3年半、既に婚約済み
の優しい彼氏がいる。


一番の犠牲者である。


なんせ彼氏が彼女と過ごした月日×5くらいの
時間を共にしている私にとって、彼女を心から理解し、受け止めてくれる彼氏が
何ともありがたい存在である。


彼女と私の間で最近流行っているのが、夜の散歩である。


少なくとも週に2,3回は「夜の散歩」に出かける。



昨日も散歩に出たのはいいが、二人とも方向音痴で
どちらが道の方向を気にすることなくひたすら
歩き続けた。


そしてふと見慣れない風景にハッとし、引き返す。
これの繰り返しである。


今は毎日自由に会って、遊んで、時間をコントロールできる。


2,3時間あてもなく歩く事だって。


でも


お互いに結婚し、家庭を持ったらそういうわけには行かない。


そう思ってふと寂しくなった。


もうそういう歳なのだ、と言い聞かせる他ない。


少女の頃からの思い出をいつも共にしてきた猟奇的な彼女も、
そして私も、いつの間にか大人になった。


今が一番貴重な時期なのかも知れない。
なんとなーくそう思う。
勿論一生彼女と私は親友であるには変わりない。


今日は朝から雨が降っている。
散歩は中止だな。


メール送っておこう。
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# by yousil_kiki | 2004-06-07 23:24 | パン・おやつ

おなかいっぱい胸いっぱい 

今日は恋人のサッカー試合を観戦しに行った。
試合はワールドカップの際に、イングランド代表選手が
練習場として利用していた淡路島のグランドで行われた。


神戸と淡路島を結ぶ、雄大で美しい明石海峡大橋を渡った。
海と空の境界線がわからないくらい真っ青なパノラマに圧倒された。


昔はフェリーで行ったり来たりしたものだったが、
車だとほんの10分で着いてしまう。


この橋を作った人はすごい。


私は海の上をまたいでいる橋を見るのが
とても好きで、
ボーっと1日中見ていられそうなくらい。


真っ青な芝生の上をボールめがけてピュンピュンと走る姿は
何とも胸をキュンとさせる。

その上、バックには一面に広がった海、汐の香り。



試合は負けてしまったけど。
帰りの明石海峡大橋を渡りながら、またあのパノラマを目にした時
負けたことなんてどうでも良くなって
窓を全開にして走った。


なんか今日はすごく幸せ気分♪
空の色と、雲の形と、背番号と。
何もいうことのない、おなかいっぱいな1日。

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# by yousil_kiki | 2004-06-06 23:25