カテゴリ:出産記録( 10 )

生まれました。

40週と2日。
予定日を2日過ぎて生まれてきました。
私の四人目の赤ちゃん。
b0052320_1993632.jpg

楽しい楽しいファミリーへようこそ!

ゴールデンウイークをめいっぱい楽しんで
長男のお誕生日を思う存分お祝いして
それぞれ学校、幼稚園へと笑顔で送り出し
洗濯物も綺麗に畳んで、掃除機も隅々までかけて
夫がおうちにいるこの時に
今日会いにいくよ、とサインをくれました。

ちょっと張りが強いかな〜。
くらいの感覚で、私の中ではレベル2。
まだまだこんなもんじゃない、と思いつつ
時間計ると既に6分、5分。
あれ?
もうそんなに?
でもまだまだ痛くない。
余裕。

念のため病院に連絡。
すぐに来てくださいとのことで、
夫の運転する車に乗り、ぺちゃくちゃ
いつものように冗談言い合いながら
病院に到着。
自分で重い荷物抱え診察室へ。

先生と談笑しながら内診。
先生『チョンさん、6センチいや、7センチ開いてるからそのまま分娩台行って!』

その言葉にキョトンとしながら
あれよあれよと脱がされ着替えさせられ
いつの間にか分娩台に寝かされてました。

その間、何度か張りは来るものの
まだこんなの本陣痛じゃないでしょ?
と疑いつつ先生の内診。

はい、チョンさんほぼ全開、
今から破膜します。

え?えぇ〜?

こんな痛みでホンマに生まれる?
とわけわからないまま、むりやり破水。
そこから強い陣痛が2回ほど来たものの
全然ピークではない。
私はこの頃、『ベビちゃん、頑張れ!』と
お腹のベビーを励ましていたくらい。

そしてそして子宮口は全開してるのに
陣痛がどこへやら、
赤ちゃんもピッタリ止まってる。(°_°)
それからチョンさんいきんでみて!
の掛け声で思いっきりいきむこと
4回くらい?

まさかの私の腹圧(いきみ)のみで
ベビがスルリと降りてきてくれました。
最後まで陣痛の激痛がないままの
お産でした。
(もちろん、頭が出てくる時の
あの痛みは経験しましたよっ!)

こんなの初めて。
もちろん切開もなく全くの無傷で
汗一滴かかぬままの
出産となりました。
これにはそばで励まし続けてくれてた夫も
驚いた様子でf^_^;

病院についてから一時間の超スピード安産でした。
本当に親孝行な4人目ちゃん。

朝からこのお弁当作って
家族の朝ごはんも作って
b0052320_1993748.jpg
何一つバタバタせずに
あなたを迎えられたこと。
なんてお利口なベビちゃんなの。

オンマとアッパの赤ちゃんに生まれてくれて
ありがとう。

3人の子供たちの事をいろいろ
思いながらのお産。
だからこそこんなにも心強く
前だけを向いて貫けた出産だったのかも知れません。

いろんな不思議が重なって
今日この日を無事に迎えられた。
すべては奇跡のような出来事。

幸せ
幸せ
世界一幸せ

初めての授乳も
カンガルーケアも
ただ幸せ

大切な日がもう一つ増えた
かけがえのない今日
5月12日。

3240g・48cm。
我が家に新しい家族が増えました。

私は三男一女の母になりました。
これからもかけがえのない四人へ
ありったけの愛を注いでいきます。

このブログを愛してくださる皆様へ。
温かい気持ちを運んでくださり
ありがとうございます。

心から感謝いたします。

チョン ユシル
[PR]
by yousil_kiki | 2015-05-12 18:15 | 出産記録

ご報告。

6月18日、午後6時47分。
3420gの長女を出産しました。

偉大なるお兄様の予言通りの日に
ツルリと生まれてきた娘。

全てが神秘的な一日で
素晴らしいお産でした。

三度目のお産もやはり、
あまりにも感動的な経験で
この素晴らしい経験をできる
女に生まれた娘に
心からおめでとう

そう囁きながら
真っ白で柔らかいあなたを抱きながら
溢れる思いを声にして泣きました。

立ち合ってくれた夫。
あなたの優しさに終始寄り添いながら
温かいお産ができました。

小さな娘を抱きながら
「結婚させへん。」と口づける姿が
とても印象的でした。

三人の宝物たち。
あなたたちの母として恥じぬよう
しっかり歩んでいきます。

母子共にとても健康です。
(三人目だけに後産が想像以上ですが)
娘と2人の息子に囲まれ
この上なく幸福な人生の
新たなスタートです。

応援してくださった皆様、
心からありがとうございました。
[PR]
by yousil_kiki | 2012-06-19 05:43 | 出産記録

昂くん出産記録。

以下は昂くん出産の記録です。

少しでも細やかに、鮮明に記憶しておきたいため、
とても長文になっています。

出産に興味のない方や、リアルな表現が苦手な方は
どうかスルーされるようお願い致します。

二度目の出産を終えた今思うこと。

允くんの出産は、全てが初めてで、
目の前に訪れる痛みや苦しみに、
ただただ立ち向かって行くしかなかったお産だった。

今回、昂くんのお産は頭の中で允くんのお産の記憶を
一つ一つ辿りながら、次はこうだ、そしてあれがこうなるんだと、
妙に冷静な自分がいたように思う。
(実際には想像を超える全く別のお産だったが)

いずれにせよ、今、大声で、世界で一番美しい声で、言いたい。

あなた達を授かれた奇跡に
女に生まれてきたことに

永遠に感謝し続ける
私であると言うこと。

そしてもっともっと、子供が生みたいと言うこと!

これは世界一欲張りなオンマの出産の記録です。
[PR]
by yousil_kiki | 2010-01-10 11:23 | 出産記録

昂くん出産記録。1月10日。

1月10日。

早朝、目が覚めて自分が病院にいることが
一瞬理解出来なかった。

そうだ。
昨日入院したんだった。
允くんは泣かずに眠ったのか、夜中起きて私を探さなかったか、
離れていると気になって気になって仕方がない。

幸い今日と明日は連休で夫がいるので、
允くんも安心している様子。

とりあえず朝食を取って、検温、血圧、ベビーの心音、
お腹の張りなど、助産師や医師が入れ替わり立ち替わり来ては、
忙しくしている。

お腹の張りは10分間隔だったり30分来なかったりと、
不規則だし痛みはまだ全くない。

お昼を回った頃、実家の両親が到着。

しばらくあれこれ話をして父は允くんに会いに我が家へ。

母だけ病院に残って私と過ごす事に。

小腹が空いたねぇ、なんて言いながら、
母と一緒に地下の売店に行って
飲み物やおやつなどを買って来た。

ぺちゃくちゃお話しをしながら
買って来たおやつを食べていたのが午後2時過ぎ。
満腹になって、母が座ってると冷えるから
ベッドに入って横になりなさいと言うので、言うとおりにしてみた。

横になった途端、
ん?なんか張りが強くなって来た?
張ってる時間も長いような…。

でもまだまだ話せる 余裕あり。
でもちょっと痛いかも…。

『オモニ、なんか痛くなって来た。』

それから、本格的な陣痛が訪れ始めた事に気付く。
間隔を計ってみると5分、4分といつの間にか激しい波。
NSTに記録されていく張りの強さも恐ろしい数字にまで上っている。

母の質問も耳に入ってこないくらいの、激しい波が一気に押し寄せてくる。

母がモニターを見ながら陣痛の間隔をチェックしている。

『3分…2分…。』
この時、時計は3前頃。

子宮収縮の痛みが、腰へと移り始めた。
母に腰をさすって欲しいと訴える。

と、その時義母が到着。
実母と義母が話をしている最中、
(この時点で二人の母はまだまだ生まれないだろうと、結構楽しそうに話していた。)
私の痛みはものすごいスピードで加速。
一度助産師さんを呼んで欲しいと頼む。

助産師さんが来てすぐに内診するので
母たちは外で待機するように言われる。

内診の結果、ほんの数十分前まで4センチだった子宮口が
いきなり8センチ強開いてるので、チョンさん分娩台に行きましょう!
と、母たちの顔も見れずに分娩室へ。

今回、夫も立ち合う事になっていたため、
義母が急いで夫へ連絡。

『もう分娩室入ったから早よおいで!』
この頃、夫は允君を連れて家の近所を散歩していたらしく、
連絡を受けて、允君をかついでダッシュで家に戻り車を走らせたそうな。

分娩室に入ると、助産師3人と医師が分娩の用意でバタバタしている。
私が呼吸法で数回いきみを逃しているその時、夫が飛び込んで来た。

良かった、間に合った。
安堵感とは裏腹に、我慢出来ない程の痛みへ。
夫が私の両手をギュッと握って『頑張れ、もうちょっとや。』とずっと励ましてくれる。

『全開です!』と助産師さん。

それから数回いきんだが、ベビーが大きいので頭がなかなか出ない様子。

呼吸も詰まってくる。
分娩室に響くベビーの心音。
もうすぐ、もうすぐに会える…
出ておいで、出ておいで…
私の可愛いベビー、昂君。

『チョンさん、目開いて見て!もう出てきはるよ!』
助産師さんの声とほぼ同時に

『出て来た!生まれた!』と夫の歓声。

真っ白なアン君が、立派な臍の緒を付けて
両手を万歳しながら
大きな産声を上げた。

午後4時44分。
陣痛開始から2時間のお産だった。

さっきの痛みが嘘のように、体内に静けさが訪れる。
同時に目の前にいるアン君、こんなにも会いたかったアン君を
この目でしっかり見ようと、必死で努めるが涙が溢れ、溢れて止まらない。

泣きながら、『可愛い!』と叫んでいる様子が
夫が撮影した映像にしっかり記録されている。

やっと、やっと会えたね、アン君。
生まれたてのあなたは、本当に本当に可愛いく綺麗だった。

允君同様、会陰切開なし、
母の体に傷一つ付けず、上手に降りてきた息子。

生まれてきてくれて、ありがとう。
心の中で何度も何度も繰り返しながら
しばらく涙がとめどなく流れ落ちた。

助産師さんが驚いて私に言う。『チョンさん!胎盤大きいよ!』

本当に大きな胎盤だった。
計ってみると、標準の軽く1.5倍の重さだったらしい。

一人目だろうが、二人目だろうが、この感動は全く同じで、
喜びや感謝は計り知れない。

この度、出産に立ち会ってくれた夫。
私の両手を握り締めながら、そしてずっとずっと励ましながら
出産の瞬間をしっかりビデオに収めてくれた。

カンガルーケアや分娩台での初めての授乳。

ビデオと共に、二人の我が子の為に買った、
真新しいデジタル一眼レフカメラで目一杯撮影をする夫。

世の中には、これ以上の幸福なんて存在しないだろうな。
こんな事を頭の中で冷静に思っていた。

息子が二人。
こんなにも可愛い息子が二人。

私はこの子たちに会うために生まれてきたんだ。
この子たちの為に存在し生きているんだ。

私の人生で、忘れられない日がまた一つ増えた。

家族達が帰って、病室に一人になった時。
あらゆる感情が一気に込み上げてまた涙が溢れた。

そして夫に一通のメールを送った。
あなたが私の夫で、この子たちのアッパで本当に良かったと。

しばらくして夫から返事が返って来た。
二人の宝物をしっかり守って行くからと。
そして私が妻で、この子たちのオンマで本当に良かったと。

神様、こんなにも素晴らしい家族を、
人生をありがとう。

1月10日、次男 昂君誕生の日に。
[PR]
by yousil_kiki | 2010-01-10 11:21 | 出産記録

昂くん出産記録。1月9日。

1月9日。

早朝目が覚めて、今日も普通に朝が来たことに
何となくがっかりしながら、それでも冷凍庫から美味しい食パンを出して
冷蔵庫からは最近はまっているブルーベリージャムを出すときは
もうウキウキしちゃっている自分。

こんなオンマだからベビーも呆れて出て来ないのか、
なんて思いながらお腹撫で撫でトースターを覗き込む。

緊急から帰って来た夫と
朝から超ご機嫌さんの允くんにハムタマゴサンドを作った。
近頃もうすぐ誕生する赤ちゃんを察してか、
赤ちゃん返りがひどい允くん。

年末大晦日にノロウイルスにかかって以来、
食欲も元気もなくなって、更に精神的な面で
私に対する執着心が半端ではなくとにかく心配な状態だったが、
やっと数日前から食欲も復帰し
いつも以上に元気な允くんに戻ってくれたので
ホッとした気持ちでいっぱいだった。

サンドイッチを頬張る度に『美味しっ!』を連発する彼を見ながら、
本当に嬉しくてたまらなかった。

夫を送り出した後、允くんが最近どっぷりハマっているボーリングに熱中している間、
私は身支度をしながら今日は允くんとどこにお出掛けしようかとぐるぐる考えていた。

何となく、何となくトイレに行こうかと思って行ってみた。

明らかに水っぽい形跡が。

ん?おしるし?
まさか破水じゃないよね?ぐらいの量。

允くんの時は明らかに『今破水した!』とわかるくらいだったが今回、
自覚は全くなく量も微妙だった為、病院へ連絡すべきか迷ったくらいだったが、
念の為電話を入れると来るように言われたので夫に電話をして迎えにきてもらうことに。

夫が家に向かっている間、夫の実家へ連絡を入れ、
允くんを預かってもらう手配。
夫、到着。
予めまとめてあった入院グッズと
允くんのお泊まりセットを積んでいざ出発。

車の中で私のほっぺを触ったりチュウしたりしながら
『オンマ〜どこ行くの?』と不思議そうな允くん。

夫の実家到着。
門の外まで出てきてくれて
『気付けて行くんやで。あとでオモニも行くしな。頑張りや。』と
優しく静かに微笑んでくれる義母。

そしてその義母に抱かれた允くんが大きな声で
『オンマ頑張って!ばいばい!ばいばい!』と
車が見えなくなるまで叫んでいた光景が、今も目に焼き付いている。
ドラマのような出来過ぎたシナリオだけど、
現実的にそんなシーンの中私は病院へ向かったのだった。

病院へ着くとまさにお産中の人がいて助産師や医者たちがバタバタしていた。

とりあえずNSTを40分程つけた後に、当直の先生が現れてやっと内診。

『チョンさん、今検査しましたが、破水してますね。』

『えっ?!』

あまりにも予想外だったので、ついついマヌケな返事をしてしまう自分。

さっき車の中で夫と、診察終わったら何食べに行く〜?
なんてウキウキ話してたのに(そんな自分に半ば呆れながら)。

破水=入院と言う事はわかっていたけど念の為、恐る恐る先生に聞いてみた。

『あの〜、ご飯だけ食べてきていいでしょうか…』

先生『…。』

先生『破水してるのでね〜外へ出て感染したら大変なので、
院内で済ませて下さい。』

はい、と返事して診察室を出た私たち。
陣痛室に荷物を置いて、
結局こっそり中華を食べに行ったのは言うまでもない。


病院へ着くと数人の助産師さんが迎えてくれた。
(允くんもここで生まれているし、先日のテレビ撮影の件もあるし、
第一名前が珍しいからか、とにかく馴染みの助産師さんが多い。)

『チョンさん!クリスマスからずっと待ってたよ!
チョンさんから電話あったって聞いてみんなやっと来はる〜!って喜んでたのよ!』

何なんだ、この熱いチームは。
有り難すぎる、心強すぎる!

検査に因ると、破水は破水でも前期破水と言って、
子宮の入り口で膜が破れたのではなく、
もっと上の方で何らかの小さな摩擦が起こって、
極めて微量の羊水が出てきただけで、
内診でもまだ膜はしっかりあると言う。

なのでその後も羊水が流れ出る事はなく、もちろん陣痛もこない。

允くんの時同様、とりあえず入院して様子を見ましょうと言う結果に。

允くんの時はこっからが長かったんだ、と思いながら、
一瞬不安がよぎったが、余計な事は考えずに、
ベビーの意志を尊重して私は大きく受け止めるべきだ、
そう決心して眠りについた。
[PR]
by yousil_kiki | 2010-01-09 11:28 | 出産記録

昂くん出産記録。1月8日。

1月8日。
朝一番で健診へ。
子宮口は3センチ開と言われ、胎児の推定体重もぐんぐん伸びているので、
来週15日まで生まれなければ入院しましょうと告げられる。

允くんを迎えに夫の実家へ。
今日は今年初めての幼児教室の日。
年末に『1月はおばあちゃんが連れてくると思います。』
と言って年越しの挨拶をしたのに、
結局また大きなお腹で新年の挨拶をすることに。

久々に会った友人親子とワイワイお昼をたべた後帰宅。

允くんと2時間ぐっすりお昼寝をした。
昼寝から目が覚めると、この日健診が早朝からだった為、
朝掃除を出来ずにいたことがどうしても気になって、
夕方から思い立って1階2階の掃除機、トイレ掃除、拭き掃除、洗濯を済ませる。

夕飯は腰の痛さ(内診でおまじないをしてもらったので)で
何も用意する気にもなれず外食へ。

この日、とにかく1日お腹の張りが強く、
更に腰がミシミシビンビン痛んだ。

何か不思議な胸騒ぎを感じつつ、
いつものように右手は允くんの背中をトントン、
左手で允くんのおててを握りながら
シャボン玉を歌い1月8日が静かに過ぎて行った。
[PR]
by yousil_kiki | 2010-01-08 11:27 | 出産記録

出産の記録 ~5月7日~

早朝5時30分。
お腹の痛さで目が覚める。
昨日、あれだけ遠ざかった陣痛が
今朝は嘘のように、しっかりと、規則的に起こっている。とても自然に。
5:30からの波は既に6分間隔。
私は、允くんが生まれて来る!と確信し、すぐにナースコール。
次第に波は強く早く迫ってくる。
8時過ぎ、主治医である北脇先生が見えた。
NSTで元気な心音を確認、陣痛で苦しむ私の姿を見て、自然分娩決行の判断を下す。
それからは陣痛のスピードが一気に加速。
朝ごはんに病院食の食パン一枚のみ食べた後は、昼食も何も喉に通らず。
それから夕方4:30まで陣痛との格闘。
実家のオモニとシオモニが交互に全身をさすってくれる。
ありがたいと心で思っていても言葉にする余裕なし。
痛みと苦しみはずっと隣にいてくれた旦那様に
抱きつき、しがみつく事で耐えようと頑張れた。
イキミ逃しの地獄は今思い出してもこの世のものとは思えない。

4:30頃、担当の助産婦さんの確認により子宮口10センチ開大、やっと分娩室へ。

分娩室では北脇先生が待機。
10回程イキみ逃しをしだろうか。
その頃は陣痛の間、疲れて目も開かない。
やっと分娩台へ足を引っ掛けいよいよ出産の体勢へ。
5回目くらいのイキミで先生の『発露!』と言う声が聞こえる。
その後助産婦さんの『赤ちゃんの頭がすぐそこにあるよ!』
の一言が大きな救いとなる。
『チョンさん触ってみ!』と言われるがその余裕なし。
3回程死に物狂いでイキンだ。
イキミながら、『允!允!』何度も叫んでいたらしい。
最後のイキミの後、つるりと体が子宮から抜けた。

5時31分。

『ゲコッ』と小さなゲップをした後、
大きな産声を上げてユン君が誕生した。
これでもかっ!と言うくらい大きな産声だった。
ユンの誕生後、すぐに胎盤がズルリと出る。
私はユンの産声を聞きながら感動のあまりひくひくと、 
そして徐々に声を大きくあげながら泣いた。
そう、ユンくんと同じくらい大きな声で。

允、私のお腹にいた赤ちゃんが目の前で泣いている。

ミラクル。

世の中で最高に素敵な出来事。

3070g。

破水から4日も経っていたのに、一度も心音が下がる事なく
元気に元気に生まれて来てくれた。

入院4日目にして自然に生まれてきたユン君。
今日と言う日を自ら選んで、薬の力も借りずに出てきたユン君。

家族みんながヤキモキしているのもよそに、
マイペースに自分で生まれて来る日をしっかり決めていたなんて。
あまりにもオンマが早く会いたがるから先に破水してくれたかな。
貴方は私の命よりも尊く、大切。

会陰切開もなく、オンマの体に
傷一つ付けることなく、上手に降りてきたね。
生まれて来た允くんは血液も付いていない、
真っ白で綺麗な姿だった。

直ぐにカンガルーケアをしてもらうと
さっきまで声を張り上げて泣いていたのが
私の胸の上にしっかりとしがみつき、
私の胸を触り出した。
涙が溢れて止まらなかった。
そして私の左のおっぱいを音をたてながら一生懸命上手に吸った。
愛しくて、愛しすぎて言葉にならない。
しばらくして緑の手術服の様なものを着せられた旦那様がやって来た。
顔がくしゃくしゃだった。
私は彼のくしゃくしゃ顔を見てまた涙が溢れて来た。
赤ちゃんより先に私を抱いてくれた旦那様。

『よう頑張ったな!よしよし、偉かったな!』
と何度も同じ事を言った。
そして小さな息子を抱きながら、
顔をこれでもかと言うくらい近づけて
『允、允』と名前を呼んだ。
ふにゃふにゃの表情でキスもした。

分娩室で過ごす家族だけの時間。

私はこの世にこんな幸せがあるなんて、
と何度も何度も同じ事を思った。
看護士さんが允くんをハルベやハンメ、家族達に見せている間
私は辛かった4日間の出来事や分娩室に入ってからの事を
旦那様にペラペラ喋り続けた。

立ち合った人々。
主治医1人、助手1人、
助産婦1人、看護士2人、研修医5人、看護士の卵3人。
大勢の中での出産だった。

みんなに拍手で祝福された後、
私の胎盤は銀製のトレイに乗せられ直ぐ様
研修医達の教材となった。

こうして私は医学の発展、強いては産婦人科医の養成に貢献した1人となった。

即日検査の結果、RHマイナスO型の母体から生まれた
RHプラスO型の命と報告された。
分娩室から病室へ戻る途中、両家族に涙で迎えられた。
シアボジが私の顔をなでながらたくさん誉めてくれた。
みんなありがとう。

2007年 5月 7日 大安。
3070g 白 允 誕生!
[PR]
by yousil_kiki | 2007-05-07 10:18 | 出産記録

出産の記録 ~5月6日~

朝から先生の指示を待つ。
主治医ではない、当直の先生がみえた。
毛深い石原先生だった。
陣痛がつかない原因を探るべく、エコーで細かい検査。
検査の結果、頭が骨盤より大きいと言う疑いが。
同時に、本来背中を前にするべき体勢が、
允くんは正面側を向いてるらしく
このままでは旋回異常で出てこれない可能性が大きいとされ
いきなり帝王切開の選択を迫られた。

正確な判断はレントゲンを撮った後、下される事に。
破水して2日が経っていたため抗生剤とブドウ糖を点滴されていた関係で
車椅子で1階のレントゲン室へ。
旦那様は帝王切開と言う選択肢に大きな不安を抱き
しきりに看護士へ質問を繰り返していた。
レントゲンを撮り終え、再び3階の陣痛室へ。
すぐに先生が見え、辛うじて骨盤に通る大きさなので
今日もう1日だけ様子を見ることに。
破水した場合、赤ちゃんの心音が少しでも下がると、
どんな手段を使ってもすぐに出してあげなければならない。
幸い、この3日間允くんの心臓は一度も弱ることなく
元気に、力強く、静かな陣痛室に
命の音として、大きく鳴り響いた。
それだけが私の救いだった。
同時に、羊水がほとんどない状態で、
しっかり生きていてくれる我が子を思い、
胸が張り裂けそうだった。
允くん、オンマも頑張るからね!
何度も何度も同じ事を叫んだ。

明日早朝、主治医の北脇先生と相談の後に、最終判断が下されることに決定した。
破水から丸3日が過ぎていた。

この日、旋回異常を元に戻す為に、助産婦さん指導の下、
あらゆるポーズで体勢を変えながら胎児の回転を試みる。

昨日の陣痛もどこかへ逃げていってしまい、
今日は陣痛のじ、すらも起こらず。

ユン君の旋回異常を直す試みで1日が過ぎた。

夕方、シオモニが私が食べたいと言ったハンバーグ弁当を持って来てくれる。
院内でタァム君と二人一緒に食べる。

明日は会えるのかな。
本当に会えるのかな。
不安で不安で涙が溢れて来る。

不安を紛らわすため、持って来ていた音楽を何度も聞いた。

ノクターン。
ラルゴ。
カノン。

そんな私の涙をよそに、ユン君の力強い心音が陣痛室を占領する。
くよくよしていられない。

私はあなたに会いたい!!

大切な大切なあなたに会いたい!!


5月6日も允くん生まれて来ず。
[PR]
by yousil_kiki | 2007-05-06 10:17 | 出産記録

出産の記録 ~5月5日~

日付が変わり、5月5日子供の日。
なかなか陣痛がつかず。
間隔にバラツキが見え始めた。
朝、再び内診があり、未だ子宮口の開きは指1本。
大量に破水している関係で早目の処置が必要と判断され、
陣痛をつけるよう、錠剤の誘発剤を薦められる。
1時間に1錠ずつ、午後3時まで合計6錠。
錠剤の場合、1日に6錠が上限らしい。
もちろん他の誘発剤との併用も出来ない。
飲むべきか飲まざるべきか。
私はどういう形を取って、我が子を迎え入れるべきか。

お昼前に実家のアボジオモニが到着。
途中、陣痛の間隔が狭まるが
出産につながるような、有効な張りにつながらず。
今日はこのまま様子を見て明日、
点滴による陣痛促進を行なう事が決定。
一晩実家のオモニが付き添ってくれた。
出産や陣痛や、そんな話は一切せず
持ち前の明るさで、私を笑わせてくれた。
その気持ちがありがたく、泣けてきた。

結局5月5日の子供の日にも、
允は生まれて来なかった。
[PR]
by yousil_kiki | 2007-05-05 10:17 | 出産記録

出産の記録 ~5月4日~

5月4日。
抜ける様な青い空と希望に満ち溢れた太陽。
今日から旦那様は4連休。

私たちはドンクで朝ごはん購入後、予定していた通り比叡山へ向かった。
比叡山ガーデンミュージアムに訪れるのは今回で3回目。
春になると私たちはここに来て、花達と共に記念撮影をする。
今年もまた山いっぱいに咲いたチューリップやアネモネ、その他
あらゆる花々を堪能しては、大きなお腹に手を添えて
たくさんの写真を撮った。

一旦帰宅後、もうすぐ迎える旦那様のお誕生日プレゼントを買いに
ゴルフショップへ出掛けた。
以前から欲しかったと言うクラブをプレゼントした。

彼はとても喜んで、今すぐに打ちっぱなしに行こうと私を誘う。
途中岩倉のレ・フレール・ムトウにて美味しいパンを購入。
買ったパンを持って岩倉ゴルフクラブへ向かった。
天気があまりにも良く清々しい。

彼が2時間程打ちっぱなしを楽しんでいる間
私はグリーンを眺めながら育児書をパラパラ。
新しいクラブに大満足な彼は汗をたくさんかいて
本当にゴルフが好きだ~!と言わんばかりに
心から充実した時間を過ごせたようだった。

帰宅後。
今日の夕飯何食べよう?中華?お好み焼き?
とあれこれ考えているとシオモニから電話が。
今日は焼肉なので6:30頃シガチプに来るように言われる。
それまでまだ時間があったので、旦那様が庭の手入れをしにお庭へでた。
私も一緒に庭へ出てしばらく植物を観察していた。
旦那様に近づこうと一歩踏み出したその時。

破水した。

17時15分。

急いでトイレへ。
結構な量が出てくるのと、
止めようとしても自分でコントロール出来ないので、破水と判断。

即、病院へ電話。
我ながら至って冷静に状況を説明したように思う。
すぐに入院準備をして来るように言われる。
車の中で両家族に連絡しながら病院到着。
破水している関係で、直接陣痛室に通される。
入院が決定した。

すぐに行った内診の結果、子宮口はまだ指1本。
陣痛は7、8分間隔。
シオモニやシヌが食べ物を持って来てくれる。
付き添ってくれた旦那様と一緒に、院内で食事をとった。

陣痛の間隔がなかなか縮まらないので、
今日はこのまま家に帰ってもらう事にした。

明日は5月5日子供の日。
家族みんながこの日に生まれると思い込んでいた。

もちろん私もそう思い、胸が弾んだ。
こうして5月4日が過ぎていった。
[PR]
by yousil_kiki | 2007-05-04 10:17 | 出産記録